新しい仕事を始める際、多くの人は、興味、恐れ、不安といった様々な感情を抱くかと思います。これらの感情を抱くことは当然であり、完全にうち消すことは難しいかもしれませんが、本稿で解説するマインドセットを持つよう心掛けることでその影響を最小限に抑えることができるでしょう。
1.CEOマインドをもち、次何をすべきかを考える
実際のタイトルに関係なく、あなたは自分のキャリアのCEOであることを常に覚えておきましょう。CEOマインドを持っているということは、あなたの仕事に対して積極的にアプローチすることをいとわないということです。マネージャーが確立したアジェンダで働くだけでなく、自分自身のために実行可能な目標を設定することを意味します。CEOマインドを持つということは、チーム内の人々と部署だけでなく、会社全体で関係を構築することも必要です。業界のニュース、トレンド、最新の研究を常に把握することにより、あなたが予想する以上の結果をもたらすことができるでしょう。
2. タスクを洗い出したうえでオリエンテーションに参加する
入社当初は、オリエンテーションが組まれることが多いでしょう。新しい職場での影響力と学習曲線を高めたい場合は、自身のタスクを洗い出してから参加することが重要です。オリエンテーションは、会社の使命と軌道について具体的に学ぶことができる貴重な機会です。自己のタスクと照らし合わせることで、具体的に組織での役割の確立、および社内での個人的なブランド構築を考察することができます。
3. チームメンバーから学べることがないかを考える
自身の業務を遂行するうえでキーとなる人物を特定したら、仕事開始数週間以内に15分程度のミーティングをお願いしましょう。生産的な会議のために、事前に質問を準備することはもちろんですが、その人物とバックグラウンドについてできる限り学び、彼/彼女との各ミーティングは、あなたが社内ネットワークを築くチャンスであり、今後のキャリアの資産にもなるのです。
4.独自のパフォーマンスレビューをスケジュールする
多くの企業では、従業員の年次または半年ごとの業績評価が行われますが、それまで自身のパフォーマンスのフィードバックを待つという姿勢は、成長に役立ちません。代わりに、パフォーマンスレビューを自身でスケジュールし、マネージャーにフィードバックを求めましょう。何も言われないから順調だ、そう思わないでください。沈黙は賞讃であるとは限らないのです。また、マネージャーの中には否定的なフィードバックをするのを躊躇している場合があります。